2025/7/22
事故物件・再建築不可でもOK?訳あり物件を売るためのチェックリスト
①「まず確認!売却前に知っておくべき“訳あり物件”の種類とリスク」
訳あり物件と聞くと、多くの人が「売れない」「価値がない」と感じてしまいがちです。
しかし、その“訳”を正しく理解しておくことで、適切な売却方法が見えてきます。
訳あり物件には、大きく分けて以下のような種類があります。
● 事故物件(心理的瑕疵物件)
過去に自殺や孤独死、事件などが起こった物件。
法律上では「心理的瑕疵(しんりてきかし)」と呼ばれ、買い手に説明義務があります。
● 再建築不可物件
建築基準法により、現在の建物を取り壊しても新たに建てられない土地。
接道義務(道路に2メートル以上接していること)を満たしていないケースが多いです。
● ゴミ屋敷や老朽化住宅
外観や内部が著しく劣化していたり、ゴミが山積みになっていたりする物件。
個人間の売却では敬遠されやすいものの、買取業者にはニーズがあります。
● 共有持分・共有財産
相続や離婚などで、複数人が所有している物件。
他の共有者との合意がないと売却が進みにくいケースもあるため注意が必要です。
こうした訳あり物件は、通常の不動産仲介では売却が難しい反面、専門業者にとっては需要のある資産でもあります。
大切なのは、自分の物件がどのカテゴリに該当し、どんなリスクがあるかを最初に把握すること。
そのうえで、「誰に売るか」戦略を立てることが、スムーズな売却への第一歩です。